置き忘れたようです。

未使用のガーゼ

病院の手術室で看護助手をしています。手術に必要な材料や器械の準備、掃除が主な仕事です。特に知識や経験が必要な仕事ではないですが、看護師の方の指示に従ってすばやく動くことが求められるかなりきつい仕事です。そんなある日とんでもない事件が起こりました。午前中に開腹手術を終えた60代男性が夕方になってお腹が痛いと言って手術室に戻ってきて再手術となりました。手術ではたくさんのガーゼを止血するために使用しますが、体内に1枚置き忘れたようです。そのガーゼはあらかじめ看護師に言われた枚数のガーゼを準備するのが仕事でした。看護師が手術前にガーゼの枚数を実際に確認します。手術後に汚れたガーゼと未使用のガーゼ枚数を確認します。何回も確認します。毎日の光景です。

枚数をカウントしたのか

それだけおかしてはいけないミスだということです。まさしく医療事故です。あとで手術を担当した看護師が師長に呼ばれてちゃんと枚数をカウントしたのか問いただされていました。誰もわざとミスをする看護師はいません。純粋に数え間違えたのでしょう。病棟の同僚看護助手に聞いたところ60代の男性患者はガーゼの置き忘れだと聞かされていないそうです。

テレビで記者会見があってもおかしくないレベル

ガーゼの置き忘れなんてわかったらテレビで記者会見があってもおかしくないレベルです。それほど単純かつ重大ななミスだったということです。それ以来私の勤務する手術室ではガーゼのカウントにたいしてかなりピリピリしています。そもそもそんな重大な医療事故を隠していることが信じられません。